小さなカフェで抹茶・ほうじ茶をどう使う? 少ない材料からメニューを広げる5つの考え方

小さなカフェで抹茶・ほうじ茶をどう使う? 少ない材料からメニューを広げる5つの考え方


晴れのち愛|お茶とカフェ

小さなカフェで抹茶・ほうじ茶をどう使う?
少ない材料からメニューを広げる5つの考え方
一つのお茶から、いくつもの楽しみ方を。

小さなカフェで新しいメニューを考えるとき、
「もっと種類を増やしたい」と思う一方で、
材料や在庫を増やしすぎることには不安があります。

使う頻度が分からない材料をたくさん仕入れたり、
一つのメニューのためだけに新しい食材を増やしたりすると、
管理も複雑になってしまいます。

そんなときに考えてみたいのが、
「一つの素材から、いくつの楽しみ方を生み出せるか」
という視点です。

抹茶とほうじ茶は、そのまま飲むだけでなく、
ラテ、冷たいドリンク、スイーツ、焼き菓子、トッピングなど、
一つの素材からさまざまなメニューへ展開できます。

今回は、小さなカフェだからこそ考えたい、
抹茶とほうじ茶を無理なくメニューに取り入れる
5つの考え方をご紹介します。

1.最初からメニューを増やしすぎない
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抹茶を扱うからといって、
最初から何種類ものメニューを用意する必要はありません。

たとえば最初の一品を
「抹茶ラテ」
に決めます。

作り方や味のバランスが安定してきたら、
そこからアイス抹茶ラテ、
豆乳やオーツミルクを使ったアレンジ、
季節のフルーツを組み合わせたドリンクへと
少しずつ広げていくことができます。

大切なのは、メニュー数そのものよりも、
お店らしい「基本の一杯」をつくること。

一つの基準ができれば、
新しいメニューを考えるときにも迷いにくくなります。

2.抹茶とほうじ茶の「違い」を、そのままメニューにする

抹茶とほうじ茶は、同じ日本茶でも、
味わいや香りの印象が大きく異なります。

抹茶

鮮やかな緑色と、茶葉の旨味やほろ苦さ。
ミルクや甘みと合わせても抹茶らしい存在感を感じやすく、
ドリンクからスイーツまで幅広く展開できます。

ほうじ茶

焙煎による香ばしい香りと、落ち着いた味わい。
ミルクや焼き菓子、クリームなどとも組み合わせやすく、
やさしい和のメニューを作りやすい素材です。

まったく違う材料を何種類も用意しなくても、
抹茶とほうじ茶の二つがあるだけで、
お客様に異なる選択肢を提案できます。

「今日は鮮やかな抹茶にしよう」。
「今日は香ばしいほうじ茶にしよう」。

そんな選ぶ楽しさも、
カフェで過ごす時間の一つではないでしょうか。

3.同じ材料をドリンクとスイーツで共有する
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小さな店舗では、
メニューごとに別々の材料を揃えるよりも、
同じ素材を複数のメニューで共有できる方が
運用しやすくなります。

たとえば抹茶パウダーなら、
ラテだけではなく、
アイスクリームやクリーム、
ティラミス、ケーキなどにも使えます。

ほうじ茶パウダーも同じように、
ほうじ茶ラテからプリン、
パウンドケーキ、クリーム、
アイスなどへ展開できます。

基本:
抹茶ラテ・ほうじ茶ラテ
冷たいメニュー:
アイスラテ・シェイク
スイーツ:
ケーキ・プリン・ティラミス
トッピング:
アイス・クリーム・デザートの仕上げ
季節メニュー:
フルーツや季節素材との組み合わせ

新商品を考えるとき、
「新しい材料を仕入れる」ことから考えるのではなく、
「今ある素材でもう一つ何ができるだろう?」
と考えてみる。

この発想が、小さなお店のメニューづくりを
シンプルにしてくれます。

4.季節によって「見せ方」を変える

桜や苺など、春らしい色との組み合わせ。
鮮やかな抹茶の緑色が、季節感をより引き立ててくれます。

アイス抹茶やアイスラテ、
冷たいスイーツなど、すっきり楽しめるメニューへ。

栗、さつまいも、チョコレートなどと
ほうじ茶の香ばしさを組み合わせると、
落ち着いた秋らしいメニューになります。

温かい抹茶ラテやほうじ茶ラテを中心に、
ゆっくり過ごす時間そのものを提案する。

素材を毎回変えなくても、
温度・器・組み合わせ・名前・盛り付け
を変えることで、
季節の新メニューとして見せることができます。

5.「一杯の背景」までメニューにする
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大きなお店には、
豊富なメニューや設備という強みがあります。

一方、小さなお店には、
お客様との距離が近いという別の強みがあります。

「この抹茶はどんなお茶なのか」。
「なぜこの素材を選んだのか」。
「どんな味を楽しんでほしいのか」。

そんな短い会話が、商品そのものの価値を変えることがあります。

抹茶やほうじ茶は、単なるドリンクの原料ではありません。

その背景には、日本のお茶の文化や、
自然とともにお茶を育ててきた人たちの時間があります。

小さなカフェだからこそ、

「何を出すか」だけでなく、
「なぜそれを出すのか」まで伝える。

それも一つのメニューづくりなのだと思います。

私たちは、ときどき
「選択肢が多いこと」を豊かさだと考えます。

けれども、小さなカフェの魅力は、
必ずしもメニューの多さではありません。

丁寧に選んだ一つの素材を、
工夫しながら何通りにも楽しんでもらう。

季節が変われば、見せ方を変える。
お客様が変われば、伝え方を変える。

少ないものの中から、豊かさを生み出す。

それは、茶の文化が昔から大切にしてきた
美意識にも、どこか通じているように思います。

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